カウンセラーの気づき一雫(ひとしずく)

しつけ…心の傷を想う

time 2016/06/06

しつけ…心の傷を想う

今回の置き去り事件、当事者から直接聞いて審議しないと真相は特定できず、今のところなんとも言えません。
ただ、しつけに対する見解はまだまだ開きがみられると改めて感じさせられました。それは、報道によっては親を擁護するコメントがみられたからです。

もちろん様々な視点からいろんな意見があると思うけれど、この事件に限らず、恐怖を伴うしつけについて私自身は全く肯定できません。
押入れに入れらると暗闇に怯え、「橋の下で拾って来た」というささやかなウソにも子どもの心は傷つく。理屈ではなく、感覚として恐怖や不安が湧き上がります。

「人は感じさせられたことに抵抗できない」

目に見えない傷つきは忘れ去られがちですが、辛い感覚が心の奥に堆積し本人ですら意識できないところで疼いていたとしたら…人生の歩みにも支障をきたす可能性があります。
完璧に傷つかない状態なんて無理だし、傷つきながら強くなるのが人だと思います。それでも、親から与えられる,故意に与えられる「不安や恐怖」は不要だと思うのです。

親の言動が子どもに何を感じさせたのか?
この視点を忘れないでおくことは子育てにおいてとても重要です。

 昔はまことしやかに言われていた「抱きグセががつくから、泣いても抱っこはしない方がいい」という教えも今となればナンセンスです。このように、見直さなければならないしつけと称する恐怖や不安を植え付ける言動…まだまだ残っているように思います。

参考ページ
子育ての中の“不都合な真実”

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