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特にこれといって用事があるわけでもないけれど、ただ一緒にお茶を飲むだけで気持ちが和む。そんなふうに思える友がいるのは幸せです。

心理学者 故・河合隼雄氏の著書に「大人の友情」があります。読み進めながら「友だち」にもいろんな捉え方があると感じました。

その中で「馬が合う」という表現がでてきます。
「何らかの無意識的なものを共有している関係」と解説されています。

言葉でハッキリと「あの人とは~~だから一緒にいて楽しい」と仲良くする理由を意識できる間柄がある一方、「どうしてだかわからないけど一緒にいると気分が楽になる」など心がゆるむ感覚を味わえる関係もあります。そういう関係は理屈なく心地よいものです。

「あの人と居ると損か?得か?」などの利害関係ではない、「淋しさをまぎらわすためだけに時間を埋める」という関係でもない。

会っていて気持ちを探り合うことなく心を解放できる…という関係は、それだけでエネルギーが満たされます。多くの知り合いが居るより、少人数でもそのような友人が居ればほどほどに満足な人生と言えるのではないでしょうか?

感覚に引き寄せられる

相手のことを思いやりながら適度に自分を表現できると、同じような感覚の人たちが集う場に引き寄せられます。
ここで言う「適度に自分を表現する」というのは自分の価値観(判断基準や大切にしているもの)が伝わるような関わりを徐々に深めていくことです。人間関係はこれが難しいのだと思います。

価値観を小出しにする

どのくらいが適度な状態なのか?については悩ましいところです。初めはお互いの価値観に触れない他愛ないことから始まります。これが時間の経過とともに少しづつ自分の価値観を小出しにする。お互いにそうすることで深め合い、どの程度のおつき合いになるかが見えてくるわけです。

上下関係なく、底に友情が流れるつながりを持てることは人生に豊かさをもたらしてくれます。「相手のことを何でも知ってるベッタリした関係」とは違う節度をわきまえた対等なつきあい。お互い尊重しあい、相手の思いに関心を持って耳を傾ける心遣いを忘れない。

相手の何気ない立ち居振る舞い、言葉づかい、考え方のセンスなどが伝わり合い引き寄せあうつながり…そんな友情通わせる人を大切にできる人生。充実の道へつながります。


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