性格を変えたい
「この性格をなんとかしたい!」
「自分でも自分の性格がたまらなくイヤ!」…と感じながらも「性格は死ぬまで直らない」とあきらめかけている方へお伝えします。

まず、性格(下記図説の習慣的性格)は「変えるもの」ではないということ。もちろん「生まれつきだからしょうがない」などというものではありません。性格を変えようとする取り組みは、あなたが「考える方向」を工夫することで日々見渡す風景も変わるくらいステキなことへのスタートだと思ってください。
少し長くなりますが、「性格をなんとかしたい!」そして「楽しく生きたい!」と思っている方に ゆっくり最後までご覧になり、日々の好転へつなげて頂ければ嬉しいです。
(ブログより関連記事:性格を変える必要はない

性格のメカニズム

まずは、あなたが普段「性格」とよんでいるものがどういうものなのか図を見ながら明らかにしましょう。
性格のメカニズム1

人の性格は、生まれつきの気質を核にして4層でできています。外の層に向かうほど変化させやすいと言われます。
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気   質 :遺伝的要因が大きく環境や経験に左右されず努力しても変化しない。
気   性 : 幼少期に養育者(大きく影響を与える人)・環境などの関わりの中で形成されるもの。
習慣的性格 : 気性を基礎として、その環境の中で身につけた術(工夫、手段)を反復することで形成された個性
役 割 性 格 : 会社・学校・夫婦間・親子間・家族間・友達・恋人などそれぞれの関係性の中で適応される
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上記の4層の中であなたが「変えたい!」と思っているのは気性と習慣的性格この2層だと思います。そして冒頭でお伝えした「考える方向を工夫する」は3層目の習慣的性格です。養育者の責任で形成された気性は変わりにくいのですが、習慣的性格はあなたの意識の向け方で変容させることができます。

気性はあなたが成長する中でその環境に適応していけるように身につけたもの(手段・工夫)で、身近な大人(多くは養育者)の責任・影響とも言える部分ですが、この気性を長期間使い続け習慣としてきたのはあなた自身でもあります。だからあなたの意識の向け方次第で変容させることが可能なのです。
人は結果的にネガティブな状況を導くような思考・行動であっても 自分を守るための手段を身につけ生きていきます。その手段を繰り返すことにより、それが習慣となります。この習慣的な態度で人と関わることにより「優しい人ね」「きつい人ね」と他者へを印象を与えるわけです。

習慣的性格

習慣的性格(思考・言動のクセ)は幼少期に作り上げられることが多いといわれます。赤ちゃんは、空腹、排泄、睡眠などの欲求をありのままに表現します。それが成長する中で自分の欲求、感情を表現した時にひどく否定された場合、初めは表現することをためらい、同じようなことが繰り返される事で表現自体をしなくなります。強烈な否定の場合は1度でそれが身につくこともあるでしょう。

例えば・・・
・自分の描いた絵を笑われたり、けなされたりすると子どもは「わたしは絵がヘタなんだ」と絵を描く事に消極的になります。
・悲しい思いをして、それを涙ながらに伝えたとき「男の子が泣くもんじゃない!」と言われると素直に泣けなくなります。
・親の言動が気分次第のため、いつも親の顔色を気にして生活していた場合、人の気持ちを気にするようになりがちです。そうして、いつのまにか自分の気持ちが置き去りになることが多いです。

【例】
任された仕事がうまくいかなかったときの>>A子さん、B子さん 例1

相手が言うことをきいてくれなかったときの>>A子さん、B子さん 例2

人と話すのが苦手と言う人は「話すことが嫌い」なのではなく、自分が話した後の反応を恐れて話せないことが多いのです。(人は皆、自分を分かってもらいたい…という表現欲求を持っています。)
このように幼少期に作られた自衛手段は、それを何度も繰り返すことでネガティブな目的地への道を作ってしまいます。何度も通ったその道は高速道路のように最速でその目的地(落ち込み・不安・脱力・悲しみ)へと誘導します。

ネガティブな目的地に向かわないためには?

① 自分自身を知ることが大切です
自分がどんなものの捉え方(思考)をすることでその高速道路にのってしまうのか?…をあなた自身が知る必要があります。
私たちは、現実の世界をありのままとらえることは難しく、その人が培った経験を通して現実の世界を理解しています。その人独自のフィルターといわれる色メガネ(考え方のクセ)のようなものです。そのフィルターで歪められた現実によって不要な苦しみを味わうこともあります。
自分のことは自分が一番わかっていそうなものですが、コレが案外難しくその人独自のフィルター(考え方のクセ)を見つけ出すことが大きな鍵となります。

② 理想の自分をイメージする(目標設定)
どんな自分かを知ることができた、次は「どんな自分になりたいか?」をイメージしてみましょう。興味関心を持って周囲を見渡すとモデルにしたい人が居るかもしれません。この「興味関心を持って」というのは、楽しみ喜びを見つける時のポイントになります!
(参考ページ:人生を楽しむコツ(ブログ))

③ 言動を変えてみる
イメージができたら、そのイメージに近づくために行動(行為・口調・表情・視線・行動範囲 etc…)を変えていきます。はじめの内はすぐに元の自分に戻りそうになりますが、そこを意識の力(心がけと努力)で前進します。それを何度も何度も繰り返します。
今、現在は無意識の状態でその高速道路に乗ってしまうのです。これを意識する(心がける)ことで別の道を歩むこと(ネガティブとは反対の道)ができます。育てられる中で過去のあなたに必要だったその術(すべ)も、今では生きづらさの元となるお荷物になっていると感じているのではないでしょうか?そのお荷物をこの先も背負ったまま歩んでいくか、それとも少し時間がかかるかもしれないけど思い切って下ろしてみるかはあなたに選択権があります。

どんな思い込み(認知の歪み)があり、それをどう変えるかということに向き合うのは、面倒で辛いことかもしれません。振り返る時間を持ってみましょう。

※ ものの捉え方 >>> 生きづらさを生む考え方のクセ
性格のメカニズム2

【参考文献】 宮城音弥 「性格」岩波新書390


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