2019/06/13

発言の後に「これは余計な一言だった」とか
断りのメールに「不要な言い訳だった」など
付け加えた一言に後悔した経験はありませんか?
振り返ってみると、
私は長く生きた分、この失態はたくさんあったのだと思います。
他人事のように「あったのだと…」なんて言うのは、たぶん無自覚に発言して、自分でも気づかず時が過ぎている可能性があるからです。
さてこの件について
謎解き統計学のサトマイさん(ユーチューバー)が分かりやすく解説してくれていたので紹介します。
失敗あるある!…という方はぜひ最後まで読んでみてください。
3つのポイントから解説されていました。
1)わざわざ「どうでもいい」と言いにくる人
2)わざわざ余計なことを言う人に共通する心理
3)言うは知性、黙るは品性、伝えるは人間性
1)わざわざ「どうでもいい」と言いにくる人
これは YouTubeなど、自発的に見に来ておいて、コメント欄に「どうでもいい話しだ」「興味がない」と書く人のことです。これについてサトまいさんは、本当は興味があるけれど、相手を格下扱いするため…と解説されてました。
これは分かりやすいです。本当にそうだ!と思います。
2)わざわざ余計なことを言う人に共通する心理
余計なことを言うと、相手の心象を悪くするにも関わらず無自覚に言ってしまう。これは、「他人との間で自分は重要な人物であるというサインだ」という結論でした。
…というのも、
私たちは他人からの評価を察して「役に立つ人」として相手に伝わっているかどうかを敏感に判断しているようです。
私たちにとって自己重要感は大切です。
だからこそ、これを満たしたい。
満たすために必要以上のこと(余計な一言)を言うのは「自分は社会の中で希少な人間であると周囲にアピールしたいがため。
「役に立たない人」と判断されると、排除や拒絶の対象のとなって、孤独にもつながる…と、意識の底で感じているからなのでしょうね。
そして、このリスクを避けるため自分の存在がスルーされない術として、余計なことを言ってでも他人の目に留まるような言動に出てしまう。
こうして改めて振り返ると、余計な発言はなんとも痛々しいです。
余計な一言を封印するには?
そこで③の「言うは知性、黙るは品性、伝えるは人間性」、このフレーズが効いてきます。。
アピールし過ぎるというのは「自己顕示欲が強い」「空気を読まない」と嫌厭されるリスクがある…というのは重々承知なのにやってしまう(>_<)
そんなリスクを回避するためにも
「言うは知性、黙るは品性、伝えるは人間性」
このフレーズの意味するところを理解しておくことは効果的です。
まずは、
口にする時は、それが言うべきことかどうかを知性を持って、しっかり判断する
次に判断の結果、
言いたいことはあるけど、相手に配慮して言わない方が良いと判断すれば、潔く黙る。
サトまいさんは、被るリスクを天秤にかけて「言わなくていいことをいわない」という自制心や謙虚さ」が人としての品性を表す…とも話していました。
本当に、ソレ納得!です。
最後に、
伝える必要があると判断すれば、誠実に飾らずシンプルに心をこめて話す。
ここで伝える側の人間性が図られるのでしょう。
自分の発言が「余計なことだった」「逆効果だった」と気づくのは言ってしまった後のこと。無自覚にやってしまうことも多いです。
自分に根づくまで、かなり意識してこのフレーズを刻み込もう…。
私への戒めでもあるサトマイさんの見解に脱帽の巻きでした。
○この内容は、筆者の音声でもお聴き頂けます。
≫スタンドFM、ポッドキャスト
○謎解き統計学のサトマイさんのYouTube
≫ 余計な一言