2019/06/13

対話力を育てるワークショップ「One Step トライアル」を開きました。
午後1時から5時までの4時間・・・長いとも思われるこの時間は参加してみるとアッという間と感じられる方が多いようです。
私たちガイドはどんなワークを取り入れるかについて、ほどほどに考えていますが、進め方は当日、場の空気を感じながらゆるゆると進めます。ゆるゆる…というのはダラダラとは違い、自分の「今ここ」を感じつつ、適度に表現することを意識してもらえるように進行するという意味です。その回の参加メンバーによって場の力や話題の傾向も変わり、事前準備不要不可能の中で「今ここ」の会話を楽しむのがワークショップの醍醐味です。
私たち大人の多くは、適度に自分を表現しながら関係を築くことを教わってきていません。そこで「うまく対話できなくて当然」…を前提に学びを深めます。心地よく関係を築くための成熟した対話の在り方は、人それぞれ微妙に違いがあり、それを探るのもトライアルの楽しみです。
今回も場をほぐせるよう楽しんで頂くワークからチェックイン!
ファシリテーター歴20年を超えるGEMちゃん(水田恵美さん)と共に行うワークショップも5回目となりガイドの息も合って参りました(笑)
参加メンバーから事前に頂いたメールでは、何をするのかわからない「不安と緊張」の思いが伝わってきました。
「本当にそうだなぁ。少人数のコミュニケーションワークショップでいったい何をするのやら…ドキドキするのは当然」と参加側の思いが理解できるだけに私たちガイド2人も思いを共有しながらミーティングを重ねました。
カウンセリングとは違った複数ならではの関わりで、気づく視点の違いや共通の価値観によって自然に今ここの思いがこぼれました。また、大人になると「何でも話せばいい」ってものでもないし、「何も話さないわけにもいかない」という微妙な関わりをどう扱っていけばいいのか…もそれぞれの生活で違います。共感や驚きのエピソードも交え、和やかな中にも気づきを得て頂けたようです。
しゃべってばかりの人が話し上手なのではありません。
しゃべられっぱなしの人が聴き上手なのでもありません。
そして、しゃべらない人が会話ベタなのではありません。
自分の「今ここ」を大切に感じながら相手と楽しく交わっていく。
おとなの豊かな対話力は関わりへの温かなマインドとスキルが融合して創りあげられます。
コミュニケーションへの苦手意識を変えていくには、このマインドとスキルを意識しながら愚直に練習を重ねることが大切です。自分らしく生きるためのコミュニケーションセンスアップに終わりはないなぁ…とつくづく思います。ワークショップでの場の共有は一つとして同じものはなく、当日までわからないワクワクがあります。
次回も楽しみです。
▼ 許可を頂き感想を掲載しています。
●感想-1
初めは緊張と不安がありましたが、穏やかな雰囲気の中で、次第に場にも慣れてワークを楽しむ事が出来ました。
他の参加者の方との関わりで一人で本を読んでいても得られないたくさんの気付きがありました。
コミュニケーションの基本のお話は図解で説明して頂いて、わかり易かったです。
教えていただいた事を、普段の生活に活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。
・参加前の期待値:3
・参加後の評価:5
●感想-2
4時間というと長い時間を想像していましたが、
話さなければならない…とか、会話が止まったらどうしよう…、
・参加前の期待値:3
・参加後の評価:3