2019/06/13
相手にとって自分はどんなふうに映っているのか?
自分は何を伝え、相手はそれをどんなふうに感じているのか?
自分のコミュニケーションスタイルは自らで気づきにくいものです。
そこで数年前から私の興味の虫をくすぐっているインプロ(即興演劇)を使ったコミュニケーションワークショップ(WS)に参加してきました。
インプロはつくろいにくい咄嗟の反応で自分に気づきをもたらしてくれるという優れものです。
ずいぶん前からWSデザイナー仲間にすすめられていたカクテルホイップさんのワークショップ….やっと都合がつき勇んで参加!
ワークショップではふだん何気なく行っているコミュニケーションスタイルをさまざまなアクティビティを通じて気づかされます。
例えば
悪気なくやってしまっている視線の向け方や
挨拶する時、返事をする時
言葉は発しているけれど視線を向けていない…etc
また、セミナーなどの集まりに参加した時、お隣の人からの軽い会釈をスルーしたり。
このぐらい大丈夫だろう….という曖昧な感覚のまま悪意なく視線を外していることがあります。
これらが何を伝え
相手をどんな気分にしているのか?
見えないものだけれど
温かい視線はそれだけで和やかなコミュニケーションの始まりだし、
視線を外したり、無表情な視線はそれだけで繋がりが絶たれた冷たさを感じさせます。
大切なものは見えないものの中にある
…と言われますが、本当にそう思います。
今日のWSでファシリテーターが言ったフレーズ
必要な時に必要な分だけアイコンタクトをとる
コレに通じる内容で
私もよくお伝えするフレーズがあります。
自分の思いを適度に相手に伝える
「適度」って何度やねん!ってツッコミたくもなりますが、この感覚を大事にしているのが我々日本人なのだと思います。
出過ぎず、控えめ過ぎず
相手やその場にふさわしく
すり合わせ、折り合いをつけながらの表現を好む感覚。
難しく、面倒に感じるけれど、これが日本人の繊細さにもつながっているように思います。この感覚は愚直に学び続けることをやめないことで確実にアップしていきます。
あなたは普段周囲にどんな視線を向け、どんな印象を与えていますか?