カウンセラーの気づき一雫(ひとしずく)

子育ては思い通りにいかない方がイイ

time 2016/07/19

子育ては思い通りにいかない方がイイ

私の子育ても 最終章。
娘は21歳になりました。

パートナーは18年前に他界。
その後シングル。

心理学の学びを深める中で
特に興味をそそったのが
発達心理学。

私たちには人生の季節ごとに
発達課題があります。

この発達課題も視野に入れて
私がおこなってきた実験的子育ても
残すところあとわずかです。

「この年齢ではこのような発達が…」
などと発達心理学書籍を読み進めていました。

それは相談しながら子育てができなかったことと
ヒトの心の成長に純粋に興味があったからです。

娘が
泣きやまなかった時
友だちとケンカをした時
学校の先生とうまくいっていない時
いじめに遭った時
性に目覚めた時
自立(自律)願望が高まっている時
母(私)を嫌いだと言った時

育児書のように時代によって変化するのではなく
発達心理学からみたヒトの成長をふまえて
自分なりの子育てを創っていきたかったのです。

こんなふうに書いていますが
決して計画的に正しい子育てを
行ったわけではありません。

まず、子育てに正しいも間違いもない
…ということを私自身がこの20年余りで
感じてきました。

我が子だからと言っても
この個体は私とは全く別人格であり
私を通ってこの世に現れただけだ
…ということを思い知らされました。

私が教えてないのに
私より優れているところがある。

私がいくら教えても
全くできないことがある。

今になって思います。
娘から学ぶことの方が
圧倒的に多かったということ。

思い通りに育っていない娘を感じ自責し
周囲を羨み
苛立ったこともありました。

「私の子育てはうまくいってるなぁ…」なんて
思っていた頃の自分に教えてやりたい

「本番はまだやで」…と。

私の子育ては終わりつつありますが
娘の人生の本番はこれからです。
私との日々が彼女の今後に
どう影響していくかはわかりません。

そして、今 強く思うのは

「あれはダメ、これをしなさい…」と
コントロールすると
悪いことはしないかもしれないけれど
そこそこの人間にしか育たないということ。

私が子育てで気をつけてきたことは
まず聴くこと
そして、
自分の意見を言いたくても
発言は娘の後にすること。

「お母さんは~~だと思うけど」…などと
もっともらしいことを先に言ってしまうのはNG!
パワーバランスで上に位置する親の言うことは
強制になりかねないのです。

子育ては自分を育て直すことだともいい
自分の視野を遥かに超えることが多い。

でもそれが返って
子ども、親、
共に成長させることなのでしょう。

…そう思いながら、あともうひと踏ん張り
娘との時間を楽しみます♪

 

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