どうしても気分がアップしない時

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少しくらいの落ち込みならまだいい。でも、アップの兆しもなく続くとたまりません。
どこかにやる気の種は売ってないか?そんなものがあるなら、今なら少々高くても買ってしまうぞ。

そんな状態を経験した人も多いと思います。

そうして手元にある自己啓発本を読もうにも、字を追っているだけで頭に入らない。
「気分」「やる気がでない」という検索でこのページへたどりついた方、やりきれない状態かもしれません。

「何事も気の持ちよう!」と気分を変えれる状態の時はまだいいです。しかし今この時、どうしようもない方、落ち込みを感じられている方はいたたまれない気分だと思います。

行き詰まりがひどい時は受診の上、服薬するという手段もありです。しかし、病院に行く気力も湧かない…という状態であれば、今この場でできることから始めましょう。

できることの一つに「リズム運動」があります。

リズム運動は、気分を安定させる脳内物質セロトニンを増やす効果があります。セロトニンというのは、気分が異常にハイになったりダウンすることを抑え、中庸(ニュートラル)な状態を保ってくれる物質です。リズム運動といっても格別難しいものではなく、誰もができることです。深い呼吸(付加をかけた呼吸)・早歩き・咀嚼(噛むこと)などです。
こんなこと言われなくてもやってると言われる人もいると思いますが、これがそうでもなかったりします。落ち込んでる時、食欲がなかったり、食事をしていてもしっかり噛んでないことがあります。また呼吸が浅くなっていたり、外出が億劫になって部屋にこもりがちで歩くことが減っていたりもします。

どうでしょう?ここのところ、そういう状態ではないでしょうか?

セロトニンを増やして心の安定を図ることに関しては、東邦大学医学部生理学教授有田秀穂氏の著書:セロトニン欠乏脳―キレる脳・鬱の脳をきたえ直す (生活人新書)に解りやすく書かれています。落ち込んだ気分をなんとか精神力で・・・と踏ん張ってもどうしようもない時、部屋で考え込んでも良い答えはでないことがほとんどです。それより、まずは下記のリズム運動等をしてみてください。考え込んでいるよりも確実に気分が変わります。

・明るい場所に身をおく : カーテンを開ける、電器をつける
・少し歩く: 部屋から出てリビングやベランダへ行く
・噛む : 食事をしっかりする、ガムを噛む
・呼吸 : 付加をかけた呼吸

落ち込み・イライラ・悲しみなど、あなたが今抱える感情はさまざまだと思います。今その感情を動かせないなら、そのままでもいいです。まず『行動優先(動いてみる)!感情放置(感情に働きかけない)!』

感情は自然に動くまで待ってあげても大丈夫です。
心の力より、脳の状態を変化させるリズム運動を取り入れてみましょう。


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