自分で自分を調子に乗せる(プリフレーム)

気球
「同じことでも捉え方次第で気分が変わる」ことは誰もがよくわかっていることです。
捉え方を変えるための代表的な方法「リフレーミング」は書籍などにもよく書かれていてご存知の方も多いと思います。ここでは、そのリフレーミングのおさらいと、もう一つ私自身がよく使う「自分を調子に乗せる」方法をお伝えします。
「知っている」だけなのと「使っている」のとではずいぶん違います。是非ためしてください。
使えるようになると人生かなり明るくなりますょ。

■リフレーミング
ウィキペディアには下記の説明があります。
リフレーミング(reframing):ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。
同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。

【私の解釈】
reframing :  re + frame  + ing = 枠を付け替えること
ここでいうフレーム(枠)というのは、“視点”・“思い込み”のことです。
「落ち込んでいる時」「疲れている時」「怒りの中に居る時」は、視野が狭くなり極端な思考やネガティブな思い込みをしがちです。

この解説によく出される例として、コップに入った半分の水の捉え方があります。

1:もう半分しかない——–と捉えられるか
2:まだ半分も残ってる——と捉えられるか

「2のまだ半分も残っている…と捉えるようにしましょう」というのが書籍などで薦めているものです。
しかし、ネガティブ思考からいきなりのポジティブ思考は難しいものです。その時は、「半分しか」でもなく「半分も」でもない、まずは「半分残っている」という事実を事実としてだけ捉えてください。こうして気持ちをニュートラルな状態に持っていくよう意識します。そしてその後、下記を試してみてください。

リフレーミングにプラスしてもう一つ、気分をネガティブにさせない方法があります。
それは「プリフレーム」です。何か始める前にうまくいく為のフレームを先につけておく方法です。

例えば
休日、30度を越える真夏日に自宅での仕事をしなければなりません。
朝からエアコンをつけてしまえば1日中つけていないと身体が耐えられなくなる。でもつけ続けると身体がだるくなる。どうにか、お昼過ぎまではエアコンなしで用事を済ませたい!

そんな時、こんなふうに呟いてみるのです。

「暑くなればなるほど、やる気がアップする!!」

これがプリフレームです。
無理があると思われるかもしれません。しかし、人の気分というのは自分への声かけによってずいぶん変わってくれるものです。

その証拠にあなたは自分へのこんな声かけで気分が下がったことはありませんか?
「しんどいなぁ」⇒出勤の足取りが重たくなる
「疲れたなぁ」⇒頑張るパワーがダウンする
「雨かぁ 」⇒外出が億劫になる。

逆にこんな声かけで気分が上向きになったことはありませんか?
「今日も一丁がんばろか!」⇒体がシャンとする
「雨はお肌うるおう日」⇒不都合なこともあるけど、良い点に目が向き気分はマシ

プリフレームを気の持ちよう…と言ってしまえばおしまいなのですが、こうすることで少しでも気分が回復するのであれば使ってみましょう♪
「知ってるだけ」と「実践してみる」…という姿勢は人生を変えるほどの違いがでます。
あなたも 試してみませんか?

そんなふうに頭のセリフを変えるなんてことしても変わらない!…とおっしゃる方 こちらのページを覗いて下さい→どうしても気分がアップしない時

最後に
アメリカのロッカー・ブルース・スプリングスティーンが言ったこの内容。これ、まさにリフレーミングです。

これからステージに上がろうとすると、だんだん準備ができてきていることを感じるよ。まず心臓の音が高鳴り、体にエネルギーが溜まるんだ、手には汗をかき始め、からだ中のエネルギーがだんだん指先まで震えを感じられるようになり頭の中が真っ白になってくる!そしてその時、僕は最高のステージが始まる準備ができたとわかるんだ!」                              


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