レジリエンス(自己回復力)を育てるには

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レジリエンスというのは、「困った!」「もうダメだ」という状況に置かれた時、それを乗り越えるための力、回復力、弾力性のことを言います。
同じような困難に陥っても、乗り越える人と諦めてしまう人がいるのは、このレジリエンスも影響しています。
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できるならこの力を伸ばしたい。時代の流れが急速になる今、心が折れそうになる経験は誰にもあると思います。そんな時のためにもレジリエンスを高めておきたいものです。

心の筋肉と表現するのにピッタリなこのレジリエンス…今現在、この力が弱いと感じていたとしても心がけ次第で強くすることができます。身体の筋肉と同じく、日々のトレーニング(意識すること)で変化が起こります。

● 楽観性を大切にする

誰もが物事をポジティブに視る目をもっているのですが、つらい状況の時には視野が狭くなりがちです。そうなっている時は、たくさんの選択肢の中からつらくなる思考を選んでしまっているのです。それに気づき、まずは顔をあげてみましょう。空を眺めるでもいい、緑を愛でるでもいい…とにかく自然の雄大さの中に生かされていることを感じてみてください。そうして、他の事柄を見る余裕を失っている状態から気持ちを切り替え視界を広げてください。

● 目の前のことに一喜一憂し過ぎない

些細なことで落ち込んでしまう時は、近視眼的(目の前のことだけを見る)になっていて、その向こうにある本当に大切なものを忘れていることがあります。いくつも方法があるにも関わらず、一つのことがダメだったことで激しく落胆するなど必要以上に落ち込み、身動きが取れなくなることがあります。
目的は何なのか、大切にしなければならないことは何か…と落ち着いて自問しましょう。そうすることで気分のアップダウンが少なくなります。

● 仲間意識を持つ

人間関係を結ぶ時、緊張感が強い人とリラックスできている人がいます。それは相手をどう捉えているかによって違ってきます。相手を敵視すると心にアウェイ感が広がり緊張度が増します。一方、相手を仲間と思えるとオープンマインドになれます。自分がその場をどう捉えるかは自分次第です。

● 生活リズムを大切にする

身体も心も同じようにリズムが重要です。行動は心の中の選択によって表面化しているものです。生活リズムが崩れている場合は、そのような生活を導く心の選択をしているのです。

● 自分との約束を守る

些細なことでも自分で決めたことをクリアしていくことで自信が育ちます。自信が持ててから動き出そうとしてもいつになるかわかりません。

● 失敗から学ぶ姿勢を持つ

うまくいかなかったことで自分を責めても前に進めません。逆に、前に進まなくてよいように自分を責め続け、先延ばしをしていることもあります。失敗は次の行動の為に起こったこと…と捉えられると未来は変わります。
参考記事:創造の病

まとめ

これらを習慣的に行うことで得られた感覚が心の弾力性、耐久性、回復力へとつながります。
答えの出ないことを乗り越えていくのが人生だと考えると、すでに大人になった私たちにとっては、他者との関わりと共に自己との関わりもレジリエンス獲得への重要なキーを握っています。


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