トイレトレーニングの「エッ!それホント?」な影響

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子育て経験の有る人もそうでない人もみんなトイレトレーニングは経験したはずです。我が子のトイレトレーニング、そして自分が受けたトイレトレーニングです。
現在トイレトレーニング真っ最中で悪戦苦闘してる人もいらっしゃることでしょう。

トイレトレーニングは決まった場所で排泄する・・・というだけの意味合いではなく、「それホント?」と思わせるような理論があります。その理論がすべての人に当てはまるとは限りませんし、絶対的だともいえません。ただ、こういう見方もあることを知っておくとトレーニングに苦痛を感じておられる方の気持ちに変化がでてくるのではないか…思います。

ドイツの精神分析学者フロイトの発達理論から見たこの時期(トイレトレーニングの時期)についてです。
フロイトは子どもの発達段階を下記の5段階に分けました。

1.口唇期(0歳~1歳半頃)
2.肛門期(1歳半~3歳頃)
3.男根期(4歳~6歳頃)
4.潜伏期(6歳~12歳頃)
5.性器期(12歳以上~)

上記2番の肛門期がトイレトレーニングの時期に当たります。
子どもの排泄物は、子どもの体調のを知る手がかりとなり、母親はいつも気にかけているものです。良いウンチが出ていると安心し、そうでない時は心配になるなど子どもからの大切なサインでもあります。

ウンチが精神内界発達に大きく影響する?

ウンチの存在は、子どもにも大切な価値あるものとして精神内界発達に大きく影響するという理論について続けます。
肛門括約筋のコントロールにより排泄を意識して調整できるようになることが、後の性格にも影響を及ぼし、それは“肛門期性格”と言われます。
ウンチを出さないことへのこだわりは、大切なもの(お金・時間など)を必要以上に使わない(倹約家・ケチんぼ)に繋がっているといわれています。
また、トイレトレーニングを厳しく強要されることによる影響は、過度の緊張・潔癖・融通の利かなさ・頑固…があります。
この時期のこの性格が根付いてしまうと将来強迫的な几帳面さや・頑固さに繋がるともいわれています。
「下着を汚して欲しくない」「他のお友だちよりオムツがとれるのが遅い」から不安などの親側の理由でトレーニングをしていると、予想もしない影響が出る可能性があるということです。

子どもは、親を真似っこするのが大好きです。それをうまく利用して親がトイレに行く時に一緒に連れて行き「トイレですると気持ちいい♪」ということを子どもに伝えるなど“真似したい!”と思わせながら極力プレッシャーを与えないようなトレーニングが好ましいです。


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