中年の分別

大人の分別
「分別」というのは「道理をよくわきまえていること」を意味します。
ここに“中年の”がついているこのページのタイトルです。
熟年とも言われる中年になると分別があって当たり前なのですが、分別がありすぎることで危険も伴います。
それがどういうことなのかをお伝えします。

若い時は、周囲を気にせず大声で笑ったり、無茶したり、
他愛も無いことないで すっごく感動したり、
ちょっとくらい乱暴な行いでも
「若いから…」の一言で許されたりしました。

しかし、年を重ねるごとにそうは行かなくなります。

だからといって、芯の部分から
そういう感覚がなくなったわけではないのです。

大人になっても野生の部分は残ってます。
いや、中年になってから発見することもあるでしょう。

その昇華のためには人それぞれの方法があります。
例えば、スポーツや歌、演劇鑑賞などの趣味といわれるものです。

過激な方法での昇華として「祭り」があります。
岸和田のだんじり等は、それの最たるものかもしれません。
かなり荒っぽいことをしても許される事・期間。

野生の部分を公の場所で疑似体験できる行事です。

これらをそっちのけで
忙しい、忙しい…と仕事や雑務に明け暮れているとその間に大きく膨らんだ“野生の部分”がひょっこり顔を出して収めきれないサイズになることもあります。

真面目街道まっしぐらだった人が異性に狂ったり
ギャンブルにはまったり、
会社のお金を使い込んだり・・・。

大人の分別もいいけれど
適度に野生の部分を体感しておかないと
逆に危ない事態を引き起こすことがあります。

映画や演劇、ライブ…他、熱中できるものを持っておくことは大切です。
自分のコアな部分を満たす術を持たず、それに向き合うことを怠ってると大変なことが起こるかもしれません。

大変なことというのは、他人に迷惑をかける…というよりも
「こんなはずではなかった」…という人生への後悔の念です。

分別と野生の部分
バランスよく保ちたいです。

※昇華とは
反(非)社会的だったり、満たす事が出来ない欲求を、別の、社会的に認められてる、
価値ある行動に変えて実現させるもの


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