自己実現とは

2チェア
自己実現の捉え方は人によって違います。
それは自己について考える時の違いかもしれません。

今の自分に迷い
「私は何のために生きているのか?」
「これからどんなふうに進めばいいのか?」と立ち止まり、生きる意味を問うことになります。
そして多くの人が「自分らしく生きるとは?」という問にぶつかるのではないでしょうか?

「自分らしく生きること」=「自己実現」を考えると、必然的に「自分らしい」とはどういうことなのか?を考えることになり「自分らしさ」へと意識が向きます。

例えば
友人から薦められたことにチャレンジした時、その友人は楽しそうにしているけれど自分はどうも熱が入らない…ということがあります。一方、他人から奇異に思われることでも時間を忘れて楽しめ、熱中できることがあったりします。

このように心の底から湧きあがる「やってて楽しい!夢中になれる!」という感覚が「自己」につながっているようです。自己実現いついては心理学者ユングの説が分かりやすいので引用します。
ユングは「自己」を「思考」「感情」「感覚」「直観」の4つにタイプ分けしました。

思考 : 論理的にもの事を捉える機能
感情 : 快・不快、好き・嫌いでもの事を判断する機能

感覚 : あるがままに五感で捉える機能
直感 : 知識、根拠を意識せずひらめき、おもいつく機能

上記タイプを見て、「私はこの機能が長けてるかな?」など当てはまる機能や、2つにまたがる機能など見つけられたと思います。この中で、自分のタイプを見極めることがあなた自身を知る入り口になります。

ユングのタイプ論によるとよく働いている機能をいっそう活用し、あまり働いていない機能を意識して磨いていくことが自分らしい自分に近づいていくと提唱されています。機能を活用するには得手・不得手がありながらも、不得手な部分も活用させていこうと意識して引き出す過程が大切なのだということです。

元々もっている機能ではあるけれど、環境や資質によって使われないことでうまく働いていない機能もあったようです。そこで、よく働いている機能を一層磨こうとすることにより働きの悪い機能も徐々に働くようになるのではないか?と私個人として考えるようになりました。

この作業をする為には、まず自分への興味関心を高くする必要があります。
溢れる情報に囲まれる私たちは、知らない間に周囲への意識が強くなり他人との比較で焦ったり、逆に安心したり自分軸がブレることがあります。そんな自分に気づいた時こそ、静かに自分の内側を見つめましょう。何をしている時にワクワクし時間を忘れ夢中になれるのか?などあなたの本質に触れる問いを立てる時間をとってみませんか?

自分の中に埋まっている鉱脈を見つけ出すという作業(自己実現)は一生続く大切な人生の過程です。


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