カウンセラーの気づき一雫(ひとしずく)

たった一度で信頼を築く

time 2016/07/21

たった一度で信頼を築く

今年最後の大人の読書会でした。

最終章:信頼の条件
副題:短いやりとりで、なぜあの人は信頼されるのか?

たとえ話として

会社員時代は成績優秀だったけれど
いざ起業してみると売り上げはサッパリ
…などということはよくききます。

これは所属していた会社が
信頼に値していただけで
その本人とイコールではなかった
ということになります。

ではどのようにすれば信頼は築けるのでしょう?

この本に出て来た
「言葉は信頼関係の中で初めて力を持つ」の箇所に付随して
話題に上った箇所は
「相手の問いを受ける」…でした。

相手が何を伝えたいのかをしっかり受け止めず、
自分勝手な受け取り方でやり取りをしていると
すれ違いがドンドン広がり、
結局相手が伝えることをあきらめてしまう。
そして、もちろん信頼など築かれない。

このことについて
2パターンを比較してわかりやすく解説されていました。
(是非、この本を読んでみてくださいね)

私たちは学生時代
「人の話をききなさい」などと注意を受けることはあっても
人の話を聴くということが具体的にどういう表現なのか
については習ってきませんでした。

最近でこそ「傾聴」という表現が使われるようになりましたが、
これまた実践できるほど理解している人は少ないのではないか
と思います。

信頼されるのに必要なのがまずは「理解力」です。
そしてその、「理解したという事実」を相手に伝える術。

これがあれば
ひとまず
初対面の相手にも信頼を得るための橋はかけられます。

▼しかしこれはNG!です

傾聴しながら相手の良いところに目を向けて、
ポジティブな表現で!…と

スゴイ!
さすが!
などの褒め言葉を連発すること。

これをされると
うわ滑り感が増して
深く届いていない感じだけが伝わります。
——-
信頼について
小学生のお子さんがいる参加者のお一人が
わかりやすい体験を話してくださいました。

担任の先生についてです。

息子さんのことをしっかり受け止め
わかってくれている先生には
安心して子どもを任しておける
➝信頼できる

一方
教師として正しいことを言ってはいるけれど
子どもに向き合わず、
自分都合で発信する先生には
教師として一般的な信用は置けても
➝信頼にはつながらない

任せる対象を我が子…としたことで
ストンと腑に落ちる例えでした。、

——————
■最終章の私なりのまとめ

信頼を築くには
自分都合ではなく
相手の立場で話を理解しようと努め
理解したことを相手に伝わるように伝える。

そしてもう一つ
この前段階があります。
それは、
「過去➝現在➝未来へと続く連続性が感じられ
人や社会とのつながりをみせられる人」
であるかどうか…ということ。

点より線
線よりベクトル(未来への方向性)で
自分を表現するということの重要性が
解説されていました。

ここには主体的に生きる意志の躍動が
感じられます。

これを書いていて
私自身が前段階の部分ですら
十分にできていないと感じ、反省しきりです。

いやいや
反省だけなら
サルでもできる。

実行!実行!実践あるのみ!

———————-
読み応えのあるこの本も今回で終了です。

今年の読書会は
今回最後ということもあり
ランチ&スウィーツで1時間半の延長となりました。
お菓子を作ってきてくれた方もいらっしゃり
久々に甘いものをたくさん頂きました。
最後までありがとうございました。

次回スタートの折はお知らせいたします。
メンバーさま
またお会いするのを楽しみにしています。

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