2019/06/13
「この方はこのカウンセリングを苦痛に感じてるだろうなぁ」と想うことがあります。
職場で受けさせられるキャリアカウンセリングに臨む方たちの中で
「悩み?特にありません。」
「したい事?特にありません」
「帰宅後?テレビを観てるかゲームをしています」
「趣味?特にありません」
「人に会うのも面倒です。
こんな答えが返ってくることがあります。
どんな気持ちで過ごしていようと
毎日出勤していれば収入は得られるし
別段困ったことが起きるわけではない。
キャリアカウンセリングは悩みを話すというより
ワークキャリア、ライフキャリアという視点から
自分を振り返り、心の整理にあてることも多いです。
それは生きる姿勢を客観的に観る時間になります。
そんな中で弱点を並べる方もいます。
しかし、そんな弱みを強みに変換するキッカケになるような問いかけを続けるのがカウンセリングでもあるのですが、「何も考えたくない」姿勢を示される方には問いかけを続けること自体が難しかったりします。
生活の安定を最重要に生きていると感じられる人は
本当のところ
あきらめや後悔が巣くった仮の安定でしかないのではないか?
そんな風に感じることがあります。
挑戦や冒険、飛躍や達成より日々変わらぬ毎日の最優先。
一方、このような方と同じ職場に居ても違った趣の方もおられます。
例えば
後輩からの質問にわかりやすく応えるにはどうすればいいのか?など自分なりの工夫を考えながら仕事をしている人は全く違った雰囲気が伝わってきます。
日々同じことの繰り返しで一見カンタンに見える仕事内容でも、工夫する気持ちが生む態度はイキイキしています。
まなざしが違う
話し方が違う
微笑みが素敵
…など醸し出される雰囲気が違っているのです。
30年ほど前のことですが、
仕事が見つかるまでしていたバイトで腐りそうになるルーティンワークの中、イキイキ仕事をこなす先輩がいました。受付の仕事だったのですが、同じように並んで座る私には声がかからず、その先輩は人が吸い寄せられるように来ていました。
今は、わかります。
そうなるのは当然だと。。。
今日も訪問カウンセリングです。
どんな方とお会いできるのかしら?
楽しみに出発します♪