2019/06/13
いつ頃からか
被写体より背景に目が行くことが多くなりました。
SNSなどで発信される
生活の一コマが切り取られた画像など
撮る側も意図しない周辺に情報が
詰まっていることが多いです。
語りもそれに似ているなぁと感じます。
なぜ語られないのだろう?
…とこちらが感じるところに
多くの思いが詰まっているのです。
クライエントさんのお話しをお聴きする時に姿勢として
「漂うように聴く」
…これは
心理学者 故・河合隼雄さんが言われたことです。
難しい聴き方です。
カウンセラーは
もれなく聴きたいという思いから
いっしょう懸命に聴いてしまう。
そうすると、
自分の意識の方向にある内容に集中して
偏りがある聴き方になってしまうのです。
ぼんやり聴くわけではないけれど
眺めるように
漂うように
でも、しっかり聴き留める。
私が大切に意識し続ける姿勢です。