2019/06/13
夕べ手に取った本で以前読んだ時に線を引いていた部分
人間は一人ひとり異なる性質や条件をまとって生きている。しかも本質的にはバラバラであり、孤独な存在だ。それでも人はみな、どうにかして互いに離れ離れにならないように、いつも必死で誰かの手を探し求めながら、暗黒の宇宙を旅している。こうした私たち人間一人ひとりを最後の部分でつなぎとめる「命綱」が心に響くコミュニケーションなのではないかと感じている。
これは盲ろう者で東大教授でもある福島智氏著「生きるって人とつながることだ!」のまえがきに書かれていた一節です。
※盲ろう者:盲人であり耳も聞えない人
私は気分が落ちた時に手に取る本が数冊あるのですが、この本はその中の1冊です。
匂いや感触以外は、誰かと触れあっていないと情報が入って来ず、多くの人と居ても孤独を感じやすい盲ろう者の状態を表しながらも、この一節は障害者、健常者の別に関わり無く皆に通じるものだと強く感じた部分です。
また上記に続いて
つまり、「生きることは人とつながることであり、つながりを持とうとする営み自体に生きる手応えがある」というのが私が体験をもとにたどりついた実感である。
この部分で私は、関わり方のうまい、ヘタよりも「つながりを持とうとする姿勢」の大切を言ってるのだなぁ…と、以前と同じように再度線を引きました。
私が今、気分がアップしないこととは関係ない内容ではあるけれど、なぜか勇気や温かさをもらえる本です。感謝~♪
★お知らせ
生きやすさのヒント!vol.88
今月のつぶやきは「緊張のほどき方」です。