広汎性発達障害
自閉症
アスペルガー症候群
レット障害
小児期崩壊性障害
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
不注意優勢型
多動性、衝動性優勢型
混合型
LD(学習障害)
読字障害
書字表出障害
算数障害
特定不能の学習障害
一生懸命がんばっているのに、「怠けている」「努力が足りない」など誤解をうけることもある。
がんばっても、がんばっても、うまくいかない。
人と同じようにしなければ!…という努力にエネルギーを使いすぎてへとへとになっていませんか?
そんな歳月を重ね、だんだん消極的になり『人目を気にして日々を過ごしている』『これであってるのかなぁ?」…と自分の言動に自信がもてず、おどおどしてしまうことが多い』…こんなことはありません。
学校や職場など、人と関わる場面で、うまくいかないと感じることが多く、そのため転職を繰り返したり相談する友人関係も築けていないと生きているのすらつらくなります。
もしあなたがこれらに思い当たるのなら、性格などではなく、脳の機能に少し偏りがあることで支障をきたしているのかもしれません。近年、報道などでも取り上げられている「大人の発達障害」といわれるものです。『障害』と言われると抵抗あるし、気分よくないですね。そのせいもあり最近では「発達凸凹(でこぼこ)」と表現されるようにもなりました。
障害…と呼ばれても、知能には問題なくコミュニケーションにも障害がない症状(アスペルガー症候群)もあるため、周囲も本人も自覚が少ないまま成長する場合が多いです。ただ、相手の感情やその場の雰囲気を察することが難しい面もあるため、悪気なくしたことが相手の気分を害して「ちょっと変わった人」…という扱いをされることもあります。その他に、指示や伝言も書いてもらえればわかるけれど、聴いただけだと理解が難しかったり、スグに忘れてしまって、「要領がわるい」という印象を与えることもあります。
それでも高校時代くらいまでは、学習に問題も少なく何とか乗り切れることも多いのです。ただ、大学生、社会人になると困難が目だってきます。高校時代までとは違い、与えられたものをこなす時代から自分で考え臨機応変に対応しなければならない場面が多くなるからです。
ここから、日々の生きづらさにつながり、第一次障害である「発達凸凹」から第二次障害の「うつ」「対人難」に発展しがちです。
最近では、カウンセリングルームに来られる方の中にも、これらのことで生きづらさを抱えておられる方がいらっしゃいます。身体のどこかが障害されれいるのではなく、見えない部分、また本人でさえハッキリ自覚できないこともあり対処が難しいこともあります。
このページを開いて下さったあなたは、ご自身、または身近な方に「これに該当するかも?」と感じておられると思います。社会的にも認知されるようになってきて、対処方も徐々にみえてきました。まずは、相談機関をたずねてみて下さい。また、発達障害ピアサポートなどの自助会(当事者会)に参加し理解を深めることをお薦めします。学校や職場ではなかなか分かってもらえない、本音が言えないなどの気持ちを抱えておられるなら、一度そういう場に参加することも検討なさってください。同じような症状の人を見つけ、日頃、どんなふうに工夫しているのか?もし、受診を希望するなら、良い病院はどこか?…など、参考にできる情報がきけるかもしれません。「一人で行くのは勇気がいる」「どんなところなんだろう?」…と不安に思われる方は、できる限りお手伝いさせて頂きたいと思っています。
私(足立)自身、この状態を障害や病気などと捉え落ち込むのではなく、少しでも心地よく暮らしていくため社会適応するには、どうしていけばいいのか?…を一緒に考えさせて頂きたい思いで居ます。