「自信」はこうしてつくられる

「もっと自信を持って!」
…と言われても

それができできないから、
悩み、意気消沈し、自信を失う。

簡単に持てない「自信」って、いったい何なんだろう?

・仕事でミスを指摘された時
・友だちが離れて行った時
・受験に失敗した時
・配慮が足りない自分に気づいた時・・・

まだまだたくさん。。。
自信を失くすというのは、これらの問題に「対応できない」「解決できない」…と感じ、「自分はダメな人間だ」と認識してしまった状態です。自分がこうありたいと願うイメージ(期待する自分)、平均レベルに達しない自分だと受け止めてしまう意識から生まれやすいです。
上記の4つの例(経験)は特別な人に起こることではなく、おおよそ誰の身にでも起こりそうなことです。それにもかかわらず自信をなくす人とそうでもない人が居るのはどうしてでしょう?

自信が育たないのはなぜ?

生れつき自信のない人はいません。赤ちゃんの時、私たちは皆からだ全体で欲求を表現します。周囲の大人に泣いて知らせ、それを満たしてもらおうとします。この時に自信が有る・無しなんて意識もありません。生まれて来た時の状態を自信の種を持った状態と仮定すると、赤ちゃんの時はこの種の養分を使って力いっぱい表現し、周囲がそれに応えてます。その応え方によって私たちに価値観(判断基準)が芽生えます。しかし、成長過程でその種に水が与えられなかったり踏みつけられたりするとどうなるでしょう?

つまり、言動を否定されたりバカにされると人はどんな気持ちになるか?ということです。
例えば
・描いた絵を笑われる
・作文をヘタだと言われる
・頑張って創ったものを無視される
・素直な気持ちを口にしたら「そんなふうに思うのはおかしい」といわれる
・いじめられたことを伝えると「あなたも悪いことしたはずよ」と取り合ってもらえない

…など、このようなことがたび重なったり、1度でも衝撃的な否定があると自信の種が育ちにくくなります

あなたの自信の木はどんなふうに育ってますか?

自信の木(赤) 自信の木(青)
(▲クリックすると大きくなります)

この種が育った状態を「木」に例えてみると、あなたの中にある「自信の木」は健康的に育っていますか?「自信を持って!」と言われてもこの木のような根っこ(価値観)が張っていると再び傷つきたくない思いが優先され自信が出せなかったり、一時的な自信で終わり、続かなかったりします。要するに自信の種は健康的な自信の木として成長が望めないということです。

自信が持てないとどうなる?

①対人関係が広がらない
②人との会話が続かない
③新しいことにチャレンジしづらい

①対人関係を広がらない
・劣等感が強く相手と自分を比べ、優れている人をみると落ち込んだり嫉妬したり、劣っていると感じると心の中でバカにしたり、安心したりする
・相手の目が気になり自由に振る舞えず、相手の承認を得ることができないと自己選択・自己決定が難しくなる

自分がどう見られているかが気になっていると素直な言動が難しく、思いを繕うことが多くなります。つまり、偽りの自分で接することが多くなり本音が出しにくくなるのです。その内、自分でも自分の気持ちがつかみづらくなります。そういう自分が情けなく、また自信を失くすことにつながります。

②人との会話が続かない
自分が人からどう思われているか…が最大関心事であることが多く、自意識過剰になりやすいです。自分以外のことに関心が向かずいろんなモノへの興味関心度が低くなります。
「今どんなことが流行ってるのかな?」「相手は何に関心を持っているんだろう?」という思いより、自分に関心が向いているので話題につながることが少ないのです。相手や社会に関心を寄せていると疑問や意見が湧いてきて話は自然とつながります。

③新しいことにチャレンジしづらい

こんなことがつぶやかれます

「私にはどうせ無理」
「前と同じように今度もダメ」
「絶対にうまくいくならやるけど…」

失敗した傷つきが深いと、もう二度とそんな思いを味わいたくない…と新たな事、変化を避けたい気持ちが強くなります。完全を求め「始める」…という行動が億劫になります。誰かに依存したい気持ちが強くなり「もうこれで大丈夫!」という絶対安心な状態を切望します。結果重視で取り組む過程を楽しむという方向へ意識が向きづらいです。そして周囲で日々を楽しんでる人を見ると「どうして私はこんな毎日しかおくれないのなんだろう…」と意気消沈してしまいます。


これらの結果、無気力になってしまい「思いを口にできない」「気持ちがフラフラする」「人と会いたくなくなる」「したいことがわからない」というふうに人生の停滞を感じることになります。このように自分の思いを表現せず抑え込んでいると自身でも気持ちがつかめずイキイキとした感覚が薄らいでいきます。そうして、たまに出て来た感情も「間違ってるかも」「ほかの人はこんなふうに思わないのでは?」「こんな思い大したことない」など自身で否定してしまうのです。

それでも自信は取り戻せる!

子どもの頃、自信の種が育ちにくい環境に居たかもしれない。しかし、人は成長し素敵な変化を遂げます。チャンスさえ与えられれば変わらずにはいられないのが私たち人間です。
それでは、「自信を取り戻すにはどうすればいいの?」という方
こちらからどうぞ>>>自信を育てる方法clover-small-2


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