本当に必要な生きる力(レジリエンス)

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生きていく中で本当に必要な力って何だろう?

誰もが積極的に人生を拓き、イキイキと生きて行きたいと思っています。しかし、そう願いながらも、力が発揮できず挫折を味わうことがあります。そんな時、自らグイッと元に戻れる力が欲しい…という思いに駆られます。この力について「レジリエンス」という視点からお伝えしていきます。

「レジリエンス」とは、虐待などのトラウマティックな逆境に見舞われても、そこから見事に成長を遂げた人たちに使われた表現です。この表現について、今では困難な状況にさらされてもそれに対応し、傷を負っても強く行き抜く道を辿れるような回復力、弾力性を持つ人を指すようになりました。

この力は、特別な人にだけ与えられた力なのでしょうか?

どんな状況でも元の自分に戻れる回復力が備わっていれば、これほど心強いことはありません。この力は生まれながらに強弱はあるかもしれませんが、それだけではないようです。ストレスから自分を守る術(乗り越える力)として、成長する中で培われるものが大きく影響しているのです。

その力を育むために大切な役割を果す大きな環境要因の一つが親の接し方です。
そこで、親として子どものレジリエンス(自己回復力)を育むために日ごろの言動を振り返えってみましょう。

・子どもの課題を先取りしていないか?
・自分の夢を子どもに押し付けていないか?
・親の都合の良い子に仕立て上げてはいないか?
・気分次第で日々の主張を変えていないか?
・言うことをよくきく子を「良い子」だと思ってはいないか?
・隠し事をしない子を「良い子」だと勘違いはしていないか?

子どもには、その歳に応じたサイズのトラブルや問題が課題として起こってきます。その時には主体的に自ら考え行動することが必要です。たとえ失敗に終ってもそれは生きていく上で問題解決能力を伸ばす大切な経験となります。自分で考え、選び実行し、その責任をとることで自信は育ちレジリエンスがアップします。親は、心配な気持ちを抱きながらも、その様子を「成長には欠かせない絶好の機会」だと捉えられることで気持ちもずいぶん変化します。

このような子どもの行動を見守る為に親自身にも必要なものがあります。それは、親自身が自分のレジリエンスの獲得度合いに目を向けることです。自分を信じ、我が子を信じながら、必要以上に(子どもの人生に)手を出さず見守れる余裕というのは、子どもの能力だけではなく親の力が問われるからです。⇒⇒⇒レジリエンスを育てるには


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