「体調がすぐれなくて、できない」
「その映画じゃなくて、私はこっちを観たいと思っているの」
「連日中華が続いているから、今日は和食にしたい!」
・・・など、思いはあるもののいつも相手のペースで動いてしまう。自分の欲求より相手の反応を気にしていつも相手を優先してしまう。
あなたの日常を振り返り、「時々はそんなことあります」程度なのか、「そんなことばかりの日常」なのかで日々の快適さ、人生の充実度も変わってきます。
頼まれたことにハッキリした断りの表現を使えないばかりに、結局それを押し付けられる。頼まれたことにあやふやに返事をしたために、何度も依頼の連絡が入り結局断り切れず応じてしまう。心の中では、「無理だ」「嫌だ」「引き受けると過度な負担がかかる」などの不要なストレスが予想されるにもかかわらず頼みに応じてしまう。
なぜ私はいつもこうなるんだろう?と自分でも首をかしげてしまう言動になってしまう。しかしそうなってしまうにもそれなりに理由があるはずなのです。それもあなたにとってメリットだと感じられることによるものです。
=相手の思いを最優先することで受け取るメリット=
「嫌われない」
「良い人だと思われる」
「能力を認められる」
…など相手から拒否・否定されない等の効果を感じています。
これらによって「相手から受け容れられたい」という強い願望が満たされ、傷つかないように自分を守っているのです。しかし、それは本当の意味であなたを守っているわけではありません。自分を抑え、その場を収めただけであなたの中心部分は傷つき続けています。
それを続けることであなたには、「はっきり断らない人」「いつも頼めばやってくれる人」というポジションが確立してしまいます。そして「やってくれるのが当たり前」になり、あなたがストレスを感じていようと、相手はいつものことだからあなたへの感謝は薄くなります。
「ノーを表現すること」「相手との意見の違いを伝えること」は、相手を否定することでも受け容れないことでもありません。日常的に見過ごしてしまっているような「小さなノー」を丁寧に伝えていくことが対等な関係を築くステップの第一段階になります。
■では、どんなふうにすれば「小さなノー」を伝える気持ちになれるのでしょう?
・ほどほどに相手を尊重していれば、嫌われることはないし敵をつくることもない
・適切に伝えたことで拒否するような相手とは、必要以上に関係を深める必要はない
…とある種の開き直りができるようになれることです。
“去る人もいれば、来る人もいる。”
「誰からも嫌われず、すべての人から好かれる完全無欠の人間」を目指すより、少数の人でもいいから本当のあなたを知ってもらい、温かい人間関係を持てる人たちとのふれあいを育てていくほうが大切だと思いませんか?
受け容れられないことを恐れ過ぎ、心身を消耗するよりも、意志表示するときの表現方法にエネルギーを注ぐことに心を向けましょう
相手も自分も大切にする表現方法については 下記のページを参考にしてください。
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納得できる自己表現
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